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双極性障害

双極性障害とは

双極性障害は、気分の上下が極めて激しくなる精神疾患の一つです。

症状を発症すると普段の生活に支障をきたすほど活発になったかと思えば、突然深い落ち込みに襲われるなど、感情の波が大きく入れ替わります。

発症していても、普段どおりに過ごせる時期があるため、ご自身では異常に気づきにくい場合もあります。  

加えて、仕事や人間関係に無理が生じて初めて問題を自覚することもあるため、周囲の方から気分や行動の変化を指摘された際は注意が必要です。

双極性障害は適切な診断と治療によって症状のコントロールが可能ですので、心当たりのある方や思い当たる変調がある場合は、一人で抱え込まず、医療機関に早めにご相談いただくことをおすすめします。

当院でも専門的なサポートを行っていますので、どうぞお気軽にご相談ください。

双極性障害を発生する原因

スマホを見て落ち込んでいる女性 - うつ病 ストックフォトと画像

双極性障害の発症にはさまざまな背景が複雑に関わっていると考えられています。

主に「遺伝」と「環境」という2つの大きな側面からその原因を探ることができます。

遺伝的要因の影響

まず、遺伝的要因についてですが、双極性障害は家族内発生率が高いことが広く知られています。

例えば、親や兄弟に同じ障害を持つ人がいる場合、発症率が一般の人よりも大幅に高まるという研究結果もあります。

近年の遺伝子研究では、特定の遺伝子変異が関与している可能性が示唆されており、こうした遺伝的傾向を持つ人は特に早期発見や専門的なサポートが不可欠となります。

ストレスや環境要因

一方で、後天的な環境要因も発症に大きな影響を与えます。

日常的なストレスや突発的な心理的ショック、たとえば失業や身近な人の死去といった重大なライフイベントが引き金になることも少なくありません。

また、安心して過ごせる居場所や人間関係が築けない場合、精神的負担が増し、症状が現れやすくなることもあります。

それに加え、十分な睡眠や規則正しい生活リズムは心の健康を保つ上で大きな役割を果たし、不規則な生活や慢性的な睡眠不足はリスクを高める要素です。

このように遺伝的な素因と日々の生活環境、両者が相互に作用することで双極性障害の発症につながるため、自分や家族の状態を理解し、早めの対策や専門家への相談が非常に大切です。

双極性障害の種類

双極性障害は、現れる症状のパターンにより主に「双極性障害Ⅰ型」と「双極性障害Ⅱ型」に分類されます。

両者には明確な違いが存在し、それぞれの特徴や日常生活への影響について理解しておくことが重要です。

【双極性障害Ⅰ型】

Ⅰ型では、エネルギーが高まりすぎて制御できなくなる「躁状態」が強く現れます。

通常に比べて非常に活動的になり、突発的に話しかけたり、他者の話をさえぎったりと衝動的な振る舞いを見せることがよくあります。

躁状態の影響で、社会生活や仕事に深刻な支障が出るケースも多いため、周囲が異変を察知しやすいのが特徴です。

【双極性障害Ⅱ型】

一方でⅡ型は、軽度ながらも気分が高揚する「軽躁状態」と、重い「うつ状態」が繰り返される形が多いです。

軽躁状態の間は、本人が普段より活発になったり気分が高揚したりしますが、Ⅰ型ほど顕著な変化ではありません。

そのため、本人や周囲が異変に気づかないまま過ごしてしまうことも少なくありません。

そのため、うつ状態が長期化してしまうことで、日常生活に徐々に影響が及ぶ場合があります。

自覚しにくい分、家族や周囲の人が行動の変化や気分の波に注意を払い、早期にサポートの手を差し伸べることが症状の悪化を防ぐうえで重要です。

双極性障害の主な症状

双極性障害は、「躁状態」と「うつ状態」という2つの極端な気分の波が見られることが特徴です。それぞれの状態には、以下のような代表的な症状があります。

抑うつ状態の症状
・立ちくらみがする
・何事に対してもやる気がわかなくなる 
・1日中気分が落ち込む状態が数週間続く 
・思考が働かない
・性欲がない 
・食欲がなく体重が減少する
・喉がかわく  など

躁状態の症状
・ハイテンションになる
・急に怒りだす  
・普段と比べて活動的になる 
・自信に満ち溢れる 
・睡眠時間が極端に短くなる
・開放的になる など

双極性障害の治療方法

クローズ アップ女性手薬薬の錠剤と頭痛の治療のための水のガラス。ヘルスケア、医療概念を補足します。 - 治療 ストックフォトと画像

双極性障害の治療には、大きく分けて「薬物療法」と「社会心理療法」の2つがあります。それぞれの特徴は以下の通りです。

・薬物療法

双極性障害の症状を安定させるためには、薬による治療が非常に重要です。

主に「気分安定薬」や「抗精神病薬」が使用され、気分の波を抑えながら再発の予防にも効果が期待されます。

これにより、精神状態の安定を長期的に維持することが可能になります。

・社会心理療法

薬物療法と併用することで効果が高まるのが、社会心理療法です。

心理教育を通じて病気に対する理解を深めたり、ストレスへの対処法を身につけたりすることで、自己管理能力を育てます。

また、家族と連携して支援体制を整えることで、より安定した生活を目指すことができます。

双極性障害の診断方法

双極性障害は、うつ病のように活動性の極端な低下が長く続くわけではないため、自分自身や周囲の人が異変に気づかないまま過ごしてしまうことも少なくありません。

初期には「ただ気分の変動が激しいだけ」と片づけてしまい、適切な治療を受けずにいると、状態が一層悪化して社会生活や人間関係に深刻な影響を及ぼす場合があります。最悪の場合、自傷行為や重大な決断に至る危険もはらんでいます。

そのため、「もしかして自分が双極性障害かもしれない」と感じる方は、早期発見・早期受診が重要です。

当院では、日常の困りごとやこれまでの心の浮き沈みを具体的に振り返るためのセルフチェックシートを用意しています。

もし下記の項目のいくつかに当てはまると感じた場合は、一人で悩まず、まずはご相談ください。

あなたの心の健康を守るために、スタッフ一同サポートいたします。

双極性障害 チェックシート
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